はじめに
「朝になると子どもがなかなか起きない」「準備をしないで遊んでいる」「ついイライラして怒ってしまう」――そんな経験をしているママは多いのではないでしょうか。
私自身も3人の子どもを育てる中で、毎朝が戦争のように感じられる時期がありました。つい強い口調になってしまい、「また怒ってしまった…」と自己嫌悪になることも。
この記事では、同じように悩むママに向けて、朝のイライラを減らすための声かけ例や工夫をご紹介します。毎日の小さな言葉がけを変えることで、子どももママも笑顔で一日をスタートできるようになりますよ。

なぜ朝はイライラしやすいのか?
まずは原因を整理してみましょう。
• 時間に追われている
登校・出勤の時間が決まっているため、「早くして!」と急かす場面が多い。
• 子どもが思うように動かない
「着替えなさい」「ごはん食べなさい」と声をかけても、なかなか進まない。
• ママ自身も疲れている
睡眠不足や家事の多さから、余裕が持てない。
こうした要因が重なり、つい怒りの感情が爆発してしまうのです。
イライラを減らす「声かけ」の基本ポイント
怒鳴る代わりに、ちょっとした言葉の工夫をするだけで朝の雰囲気は変わります。
1. 肯定から入る
「まだ着替えてないでしょ!」ではなく「起きられたね、えらいね」と、できていることを先に認める。
2. 選択肢を与える
「早く着替えなさい!」よりも「青のシャツと赤のシャツ、どっちにする?」と子どもに選ばせる。
3. 遊び感覚にする
「誰が早く着替えられるかな?」とゲーム要素を入れる。
4. 共感する
「眠いよね、あと5分だけ頑張ろうか」と子どもの気持ちに寄り添う。
シーン別!朝の声かけ例
① 起きられないとき
• NG例:「早く起きなさい!遅刻するよ!」
• OK例:「おはよう、まだ眠いね。ママも眠いなあ。一緒にカーテン開けてみようか」
→ 共感+行動を促す声かけで自然と起きやすくなります。
着替えが進まないとき
• NG例:「もう何回言ったらわかるの!」
• OK例:「今日はどっちの服にする?」「靴下はママと同時に履いてみよう!」
→ 「命令」から「選択」や「遊び」に変えるだけで子どものやる気が変わります。
朝ごはんを食べないとき
• NG例:「残したらダメ!」
• OK例:「今日はパンとごはん、どっちがいい?」「ひとくち食べたら元気パワーが出るよ」
→ 無理強いせず、子どもの気持ちを尊重するのがポイント。
集中せず遊んでしまうとき
• NG例:「いい加減にしなさい!」
• OK例:「あと5分遊んだら出発しよう」「ブロックの続きを帰ってきてから見せてね」
→ 「やめなさい」ではなく「続きはあとで」と伝えることで切り替えやすくなります。
家を出る直前にグズるとき
• NG例:「もう知らない!置いていくよ!」
• OK例:「ランドセルしょったら、一緒に歌を歌いながら歩こう」「今日は誰と会えるかな?」
→ 「楽しみ」を見つけさせると前向きな気持ちで出発できます。
ママ自身の心をラクにする工夫
声かけを工夫するのと同じくらい大切なのが、ママの気持ちの余裕です。
• 前日の夜に準備をしておく
服や持ち物を揃えておくと朝のバタバタが減る。
• ママの「朝時間」を確保する
5分でも好きな飲み物を飲む時間を作ると落ち着いて声かけできる。
• 完璧を求めない
「今日は靴下が違っても大丈夫!」と力を抜く。
ママが笑顔でいられると、子どもにも自然と伝わります。
まとめ
朝はどうしてもイライラしやすい時間ですが、声かけを少し工夫するだけで驚くほど空気が変わります。
• 肯定から入る
• 選択肢を与える
• 遊び感覚にする
• 共感する
この4つを意識してみてください。
「今日もイライラしちゃった…」と落ち込む日があっても大丈夫。完璧なママなんていません。昨日より少しでも笑顔が増えたら、それが素敵な一歩です。
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