朝の支度、毎日バタバタしませんか?
「早く着替えて!」
「まだパジャマのままなの!?」
つい声を荒げてしまって自己嫌悪…。結局、親が手を出して着替えさせる。そんな繰り返しで、イライラと疲れがたまってしまうことってありますよね。
でも、子どもが自分で着替えられるようになると、朝の準備がぐっとラクになります。しかも「自分でできた!」という達成感は、子どもの自信や自立心につながります。
この記事では、子どもが自分で着替える習慣を身につける方法を、実際の体験や年齢別の工夫も交えながらご紹介します。

子どもが自分で着替えられない原因とは?
「もう〇歳なのに、なんでまだ自分で着替えられないの?」と思うとき、ありますよね。でも、そこには子どもなりの理由が隠れています。
幼児が着替えを嫌がる理由
• 服の前後・上下がわからない
「合ってるかな?」と不安で止まってしまう。
• 親が急かすプレッシャー
「どうせ最後はママがやる」と思って任せきりになる。
• 集中が続かない
途中でテレビやおもちゃに気が向いてストップ。
• “着替える意味”を理解していない
「パジャマのままでも困らないし」と本人は思っている。
原因を知ると、「怠けてるわけじゃないんだ」と少し気持ちがラクになります。
子どもが自分で着替える習慣をつくる環境づくり
「さぁ、自分でやって!」と丸投げしてもうまくいきません。まずは、子どもが取り組みやすい環境を整えることが大切です。
洋服の収納と選びやすさの工夫
• 上下セットで畳んでおくと迷わずに選べる
• 前日の夜に「明日着る服」を一緒に用意しておく
年齢に合わせた服の準備方法
• 2〜3歳:ゴム入りのズボンや頭を通しやすいTシャツなど、着脱しやすい服を選ぶ
• 4〜5歳:前後の区別がつきやすいデザインを選ぶ
• 小学生:自分でコーディネートできるように選択肢を少し広げる
色やラベルで分かりやすく
字が読めない子には、引き出しに「ズボン=青」「シャツ=赤」など色のシールを貼るとわかりやすいです。
着替え習慣を身につける親の声かけ・関わり方
環境を整えたら、次は親の声かけや関わり方がカギになります。
やる気を引き出すほめ方
• 靴下を片方履いただけでも「すごいね!」とリアクション
• 「昨日より早くできたね」と成長を伝える
子どもは「もっとやりたい!」と前向きになります。
焦らせないための工夫
「早くしなさい」「なんでまだ?」は逆効果。
「ママは靴下担当、あなたはズボンね」と分担しながら一緒にやるとプレッシャーが減ります。
朝の支度がラクになる!着替え習慣を続けるアイデア
タイマーや歌で楽しく
「この歌が終わるまでに着替えよう!」とゲーム感覚にすると、遊びながらできるように。
ルーティン表やシールで見える化
• 「起きる → トイレ → 着替え → ごはん」と絵カードで流れを示す
• 自分でシールを貼れるようにすると達成感が高まる
成功体験を積み重ねる
カレンダーに「着替えできた日」にシールを貼るのもおすすめ。小さな積み重ねが「自分でできる」という自信になります。
何歳から?子どもが自分で着替える年齢の目安
2~3歳
• ズボンを脱ぐ・袖に腕を通すなどの練習期
• 上下逆や靴下が片方だけでもOK!「やってみたい気持ち」を大切に
4~5歳(幼稚園期)
• ほぼ一人で着替えが可能に
• 「朝は着替えてからごはん」というルーティンを確立するのに適した時期
小学生
• 「時間までに着替える」意識を育てる
• 時計やタイマーを使い、自分で行動できるように促す
年齢ごとに「できること」が変わるので、無理に急がせず段階を踏んでいきましょう。
親も完璧じゃなくて大丈夫|着替え習慣を一緒に楽しもう
もちろん、毎日うまくいくわけではありません。
「今日はパジャマのまま車に乗せたこともある」なんて経験、どの家庭でも一度はあるはずです。
大切なのは、「自分でやる力を育てたい」という気持ちを持ち続けること。
完璧じゃなくても、昨日より一歩進めばOKです。
子どもの「できた!」を一緒に喜びながら、親も「ラクになった!」と実感できたら、それが最高の習慣づくりですよね。
まとめ
子どもが自分で着替える習慣をつけるには、
• 環境を整えて着替えやすくする
• 親の声かけでやる気を引き出す
• 楽しい工夫で習慣化する
この3つがポイントです。
毎日の小さな積み重ねが、やがて大きな自信と自立につながります。
焦らず、楽しみながら「自分で着替える力」を育てていきましょう。
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