「朝、なかなか起きてくれない…」
「小学生なのに、毎朝ぐずぐずでイライラしてしまう」
そんな悩みを抱えるママ・パパは多いのではないでしょうか。
わが家も以前は、目覚まし時計をかけても布団から出てこない、朝ごはんもなかなか食べない、準備もギリギリ…という毎日でした。
でも、ちょっとした工夫と声かけの仕方を変えるだけで、朝が格段にスムーズになることがあります。今回は「朝が弱い小学生・幼児向け」の魔法の声かけや習慣づくりについて、具体的な方法をまとめました。

朝スムーズに起きるための基本ルール
まずは、朝がスムーズになるための基本の考え方です。
1. 前日の夜が大切
子どもがぐっすり眠ることができれば、朝の目覚めも格段に違います。寝る1時間前からはテレビやスマホを控え、ゆったりした音楽や絵本タイムに切り替えると良いです。
2. 一定のリズムをつくる
寝る時間・起きる時間を毎日ほぼ同じにすることで、体内時計が整い、自然と起きやすくなります。
3. 朝を楽しい時間にする
「起きるのが楽しみ」と思えるような声かけや朝のルーティンを作ることが大切です。
魔法の声かけのコツ
朝の声かけは、やさしく、短く、ポジティブにが鉄則です。怒ったり叱ったりすると、子どもは布団に潜り込むだけになってしまいます。
①「一緒に行動する」声かけ
• 「あと5分で一緒に歯磨きしようか」
• 「ママと一緒に顔洗い競争しよう!」
大人も巻き込むことで、ゲーム感覚になりスムーズに布団から出やすくなります。
②「朝の楽しみ」を伝える
• 「起きたら一緒にホットケーキ焼こうね」
• 「今日は幼稚園でお友達と何して遊ぶか楽しみだね」
楽しみなことを声かけすると、子どもは自然と目が覚めます。
③ 「選択肢」を与える
• 「パジャマのままリビング行く?それとも顔洗ってから行く?」
• 「朝ごはんはバナナから食べる?それともトーストから?」
選択肢を与えることで、自分で決める感覚が生まれ、スムーズに行動できます。
④ 「少しずつ」の声かけ
• 「まずは手を伸ばしてお布団の端に座ろう」
• 「目を開けて深呼吸してみよう」
一度に全部やらせようとせず、ステップを分けると子どもも無理なく起きられます。
朝の習慣づくり
声かけだけでなく、日常の習慣を整えることも大切です。
① 光で目覚める
カーテンを少し開けて寝ると、朝日で自然に目が覚めやすくなります。
寝室の電気をタイマーでゆっくり明るくする方法も効果的です。
② 体を動かすルーティン
• 起きたら布団の上で軽くストレッチ
• 手足を伸ばしてジャンプ
体を動かすことで、脳が目覚めやすくなります。
③ 朝ごはんの準備を楽しみにする
• 前日の夜に「明日はこのパン食べようね」と一緒に決める
• 朝の食卓に子どもが好きな小物やかわいいカップを置く
朝ごはんが楽しみになると、自分から起きるモチベーションが高まります。
④ 「成功体験」を積ませる
• 起きたら「ありがとう、ちゃんと起きてくれたね!」
• 自分で服を着替えられたら褒める
小さな成功体験を重ねることで、朝の自立心が育ちます。
幼児向け・小学生向けの工夫
年齢によってアプローチは少し変えると効果的です。
幼児の場合
• 音楽やキャラクターのアラームで起こす
• 絵本やぬいぐるみを一緒に連れて起きる
• 「ママとダンスしながら起きる」など、遊び感覚で起こす
小学生の場合
• 「明日の学校でやりたいこと」を話題にして興味を引く
• タイマーやカレンダーを使って、自分で起きる習慣をつける
• 起きる順番を決め、ルーティン化(起きる→顔洗う→歯磨き→着替え→朝ごはん)
まとめ
朝の目覚めは、子ども自身の生活リズムと声かけの工夫次第で格段にスムーズになります。ポイントは次の通りです。
• 前日の夜からの生活リズムを整える
• 怒らず、やさしく短く声かけする
• 「楽しみ・選択肢・少しずつ」の工夫を取り入れる
• 朝の習慣を作り、小さな成功体験を積ませる
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、継続することで「朝は気持ちよく起きる時間」と子どもも認識するようになります。
今日から少しずつ、声かけと習慣づくりを意識してみてください。
朝のバタバタが減ると、家族全員が気持ちよく一日をスタートできますよ。
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この記事では、具体的な声かけ例や幼児・小学生向けの工夫も紹介しました。実際にわが家でも取り入れることで、朝のイライラが大幅に減りました。ぜひ、自分の家庭に合った方法をアレンジしてみてください。
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